開発の背景

GeoMaxは元々単独の投資商品としてではなく、バランスファンドの部品(構成要素)として開発されました。

バランスファンドは、株、債券またはコモディティなどに複合的かつ機動的に投資できるため、単独の資産クラスに投資した場合と比較して投資効率の向上が見込めるというメリットを持ちますが、どうしても株式市場平均と比較するとリスクが小さい分リターンが見劣りしてしまうというデメリットも存在します。

このデメリットを解決するために開発されたのが、GeoMaxです。

積極的に株式市場平均よりも高いリスクを取る部品を用意することで、長期的なリターンの期待値を引上げます。バランスファンドの中で単純に株式投資をするよりも、GeoMaxを組み入れることでファンド全体のリスク量を改善(増強)し、株式市場平均にも引けを取らないようにすることが可能です。

もう1つのGeoMaxの活用法として、インデックス投資の拡張が挙げられます。
一般的な(株式)インデックス投資は市場平均に投資をするため、誰が投資しても、どの運用会社が設計しても、ポートフォリオにほとんど差は生じません。一方で、投資家のリスク許容度は人によりさまざまです。

市場平均ほどリスクを取りたくない投資家にとっては、インデックス投資があれば十分とも言えますが、市場平均のリスクよりも高いリスクを選好する投資家にとっては、インデックス投資だけではリスクが不足します。そのようなとき、運用資金の一部をGeoMaxに振り向けることで、ポートフォリオ全体のリスク量が改善(増強)し、求める投資スタイルに近づくと考えられます。

市場に対して高い感応性を持つ設計

積極的に株式市場よりも高いリスクを取るということは、市場に対して高い感応性を持つことを意味します。

つまり上昇相場の際には市場平均よりも高いリターンを、下落相場の際には市場平均よりも低いリターンを持つ傾向にあります。(あくまで傾向であって、市場が上昇する際に必ず市場を上回るわけでも、必ずプラスになるわけではありません。)

GeoMaxの月次騰落率の散布図(シミュレーションに基づく)

GeoMax(バックテスト)のS&P500指数(配当再投資)に対する月次騰落率の散布図

GeoMax(バックテスト)のS&P500指数(配当再投資)に対する月次騰落率の散布図

※実際の運用成果とは異なります。

出所
SUSTEN、Bloomberg
時点
から

GeoMax(バックテスト)は年率0.88%(税込)の信託報酬及び取引手数料を加味した費用控除後のシミュレーション。 当投資戦略が実際に開始される時点(2023年9月)での運用方法を、そのまま上記期間において実施していたと仮定(詳細は「投資戦略」の項をご参照下さい)。 当投資戦略は今後、継続的にその内容を改良する予定であり、 将来においてはこのシミュレーションの前提条件と同一の運用方法を採用していない可能性があります。

上記の数値は、過去の市場データの分析に基づくバックテスト(事後的なシミュレーション)の結果です。 これらの数値は、実際の運用実績ではなく、あくまでも情報提供を目的としたものです。 バックテストの結果は、実際の運用実績とは異なります。 実際の運用においては、経済や市場状況等により、資料中に示された結果と同じ運用ができるとは限りません。

インデックス投資の拡張に

投資資金の一部をGeoMaxに振り向けることで、ポートフォリオ全体のリスクを株式市場と同等またはそれ以上を目指すことも可能になります。

以下では、100%インデックス投資を実施した場合と、ポートフォリオの半分をGeoMaxに、残りの半分をインデックス投資にした場合の比較を実施しました。

シミュレーションによれば、GeoMaxはインデックス投資よりも運用にかかる費用が高いものの、リスクの改善(増強)効果により、ポートフォリオのリターンが改善することが分かります。

ポートフォリオの比較(シミュレーションに基づく)

日本円ベース(月次) S&P500指数 S&P500指数50%
+ GeoMax50%
年率リターン 11.6% 14.5%
年率リスク 18.1% 25.9%
リターン/リスク 0.64% 0.56
最大ドローダウン -60% -71%

GeoMaxの活用例:インデックス投資の一部をGeoMaxに置き換えた場合

※実際の運用成果とは異なります。

出所
Bloomberg、SUSTEN
時点
から

GeoMax(バックテスト)は年率0.88%(税込)の信託報酬及び取引手数料を加味した費用控除後のシミュレーション。当投資戦略が実際に開始される時点(2023年9月)での運用方法を、そのまま上記期間において実施していたと仮定(詳細は「投資戦略」の項をご参照下さい)。当投資戦略は今後、継続的にその内容を改良する予定であり、将来においてはこのシミュレーションの前提条件と同一の運用方法を採用していない可能性があります。

上記の数値は、過去の市場データの分析に基づくバックテスト(事後的なシミュレーション)の結果です。これらの数値は、実際の運用実績ではなく、あくまでも情報提供を目的としたものです。バックテストの結果は、実際の運用実績とは異なります。実際の運用においては、経済や市場状況等により、資料中に示された結果と同じ運用ができるとは限りません。